経済分析第24号
マクロ・モデルの動学的性質 他

  • <分析1>マクロ・モデルの動学的性質
  • <分析2>QE法による国民総支出(昭和42年10~12月期)の暫定試算結果について
1967年11月
<分析1>
森口 親司,土志田 征一,中沢 拓生
<分析2>
押坂 晃,小山 茂樹,石橋 恒彦,村上 祐子,羽川 寿生

<分析1> マクロ・モデルの動学的性質

(序)

ゴールドバーガーがクライン・ゴールドバーガー・モデルの動学的性質の検討を行なって以来、多くの計量経済モデルが開発された。しかし、その動学的性質については、主としてシミュレーションテストの結果によってはごく大づかみに分析されるにとどまっている。その理由の一つにはモデルが大型化して、定差方程式接近による特性根の計算が技術的に困難だと思われたことにある。

われわれはこの報告で、特性根の計算が必ずしも困難なしごとではないことを示し、そうして若干のモデルについては計算結果をもあわせ報告することとした。

順序として、まず、定差方程式接近の概略について説明し、ついでマクロ・モデルから特性方程式を導く際の技術的な問題を述べる。最後に計算した特性根のもつ経済理論的意味について検討し、その過程でわれわれの得た若干のフアクト・フアインディングを報告することとしたい。


全文の構成

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  2. 1ページ
    I.序
  3. 1ページ
    II.経済モデルの動学的性質-定差方程式接近-
  4. 2ページ
    III.一般線型モデルにおける特性根の求め方
  5. 6ページ
    IV.いくつかの日本経済モデルの動学的性質
  6. 12ページ
    付1 特性根の精度について
  7. 12ページ
    付2 対象としたマクロ・モデルとその線型化

<分析2> QE法による国民総支出(昭和42年10~12月期)の暫定試算結果について

(はじめに)

本試算は、さきに本誌第23号(昭和42年9月)の「QE法による国民総支出の暫定試算について-I-」(原ユニット)において展開した方法論をもとに、41年度国民所得統計確報、40年度基準鉱工業生産指数等その後の新らしい情報を加味して改良した推計方法により推計した暫定試算である。なお、本試算は、押坂ユニット(短期予測担当)による研究であって、今後さらに改善を行なっていく予定である。

今回の10~12月期の試算結果と、42年4~6月期試算結果との連続性をみると、この間に前述のような各種データの改正があり、同時にそれに関連する統計式の仕様の変更等かなり大幅な改正を加えてあるので、まずあらためて各統計式の紹介から述べることとする。(注)


(注) 42年7~9月期のQE法による試算結果については、当時、当研究所国民所得部において41年度国民所得統計の速報値の改定作業が進行中であり、その結果を待って試算を行なったため遅れをみた。いうまでもなくQE法の特性は速報性にあり、その紹介を割愛せざるをえなかった。


全文の構成

  1. 全文別ウィンドウで開きます。(PDF形式 326 KB)
  2. 31ページ
    I.はじめに
  3. 31ページ
    II.統計式の変更について
  4. 37ページ
    III.42年10月から12月期の試算結果
  5. 39ページ
    IV.結び
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