経済分析第31号
日本の経済成長率は何故高いか。〔I〕(暫定試算)

1970年9月
金森 久雄

(成長率の国際比較)

日本の経済成長率は、欧米にくらべて随分高い。1955年から68年までの年平均実質国民総生産の増加率は、10.1%であった。期間は少し違うが、デニソンの研究によれば第1表のとおりで北西欧は5%弱、アメリカは3%強である。日本の成長率は、西欧の倍、アメリカの3倍である。注1)この小論は、こうした差が何故おきたかを、統計的に検討することを目的とする。


注1 期間を大体同じに合わせても、参考表1のとおりで、日本の経済成長率が欧米の2倍ないし3倍という姿は変わらない。


第1表 経済成長率の国際比較
第1表 経済成長率の国際比較

参考表1 経済成長率*の国際比較(年率 %)
参考表1 経済成長率の国際比較(年率 %)



全文の構成

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  2. 1ページ
    1 成長率の国際比較
  3. 1ページ
    2 方法
  4. 3ページ
    3 結果の大要
  5. 4ページ
    4 計測結果についての若干のコメント
  6. 8ページ
    5 経済成長の時系列的変化
  7. 8ページ
    6 他の計測との比較
  8. 補論 推計の基礎の説明
  9. 10ページ
    1 要素別所得分配率とその計算法
  10. 13ページ
    2 労働力構成と労働力増加率
  11. 15ページ
    3 労働時間
  12. 17ページ
    4 教育の成長に対する貢献
  13. 20ページ
    5 性および年令別労働力
  14. 21ページ
    6 労働の投入と成長に対する貢献度
  15. 21ページ
    7 民間企業設備の増加と成長に対する貢献度
  16. 22ページ
    8 民間企業在庫の増加と成長に対する貢献度
  17. 22ページ
    9 住宅資産の増加と貢献度
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