ESRI Discussion Paper Series No.181
少子化社会におけるワーク・ライフ・バランスと幸福感
―非線形パネルによる推定―

2007年4月
  • 白石 小百合(横浜市立大学国際総合科学部教授(前内閣府経済社会総合研究所客員研究員))
  • 白石 賢(内閣府経済社会総合研究所主任研究官)

要旨

少子化の議論では子育てのいわゆる「負担感」が強調されているが、その内容は育児コストや機会費用といった金銭面と子育て不安などの非金銭面の両面があり、少子化にはこうした金銭面・非金銭面が共に影響を与えているものと考えられる。そこで「主観的幸福度」は非金銭的な幸福感、「生活満足度」は金銭面を含んだ幸福感との仮説を立てた上で、配偶関係・就業状態・子育てが20~40歳代の女性の幸福感(主観的幸福度、生活満足度)に与える影響についてOrdered Probitモデルを用いた非線形パネル分析を行ったところ、所得・消費が高いこと、結婚していること、夫の平日の家事育児時間が長いことは主観的幸福度と生活満足度を共に高めること、加齢と就業は主観的幸福度と生活満足度を共に低めるが、子供数は主観的幸福度にはプラス、生活満足度にはマイナスの影響を与えていることがわかった。

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  2. 目次
  3. 4ページ
    1 はじめに
  4. 6ページ
    2 先行研究
  5. 7ページ
    3 データと計量方法
    1. 7ページ
      3.1 データ
    2. 9ページ
      3.2 計量方法
    3. 11ページ
      3.3 定式化と予想される符号条件
  6. 12ページ
    4 Ordered Probitモデルによるパネル分析
    1. 12ページ
      4.1 推計結果
    2. 16ページ
      4.2 シミュレーション
  7. 17ページ
    5 最後に
  8. 18ページ
    参考文献
  9. 22ページ
  10. 35ページ
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