ESRI Discussion Paper Series No.184
ドイツ・ヘッセン州における外国人・移民の現状及び統合政策

2007年6月
  • 丸尾 眞(内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官)

要旨

ドイツは第2次世界大戦後の奇跡的経済復興の中で、多くの労働者をトルコ、イタリア、ギリシャ等から受け入れてきた。1973年の「外国人労働者募集取り止め」により、労働者の流入は減少したが、その後の家族呼び寄せ、難民の受け入れ等で、外国人の数は増加していった。

このような状況の下、2005年1月、新移民法が施行された。移民法の重要な内容の一つに移民のドイツ社会への「統合」(Integration)が挙げられる。その背景には、ドイツでは、ドイツ社会から遊離した移民による「並行社会」が形成されつつあり、これが将来のドイツ社会に脅威を与える強い蓋然性があることから、移民をドイツ社会に統合することが不可欠であるとの認識がある。

多くの外国人を抱えるヘッセン州は、ドイツの他の州に先駆け、1999年から移民の統合に積極的に取り組んでいる。本稿においては、ドイツの外国人・移民問題の歴史、現状、背景につき概観すると共に、ヘッセン州の外国人・移民問題の現状及びヘッセン州の具体的な統合政策・措置を紹介する。

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  2. 目次
  3. 6ページ
    1 はじめに
  4. 11ページ
    2 ドイツにおける外国人・移民問題
    1. 11ページ
      1.ドイツにおける移民の歴史
    2. 13ページ
      2.ドイツにおける外国人・移民の現状
    3. 14ページ
      3.ドイツにおける外国人・移民受け入れの背景
  5. 17ページ
    3 ドイツにおけるヘッセン州の位置付け
    1. 17ページ
      1.外国人数からみたヘッセン州
    2. 18ページ
      2.ドイツ各州の中でのヘッセン州の実力
  6. 22ページ
    1. 22ページ
      1.ヘッセン州における移民の歴史
    2. 24ページ
      2.ヘッセン州における外国人・移民問題の現状
    3. 28ページ
      3.ヘッセン州における外国人・移民問題の課題
  7. 31ページ
    1. 31ページ
      1.総論
    2. 33ページ
      2.ヘッセン州における統合政策の組織
    3. 35ページ
      3.各分野における具体的な統合措置
  8. 44ページ
    参考
  9. 48ページ
    参考文献
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