ESRI Discussion Paper Series No.209
日本におけるマクロ経済政策効果の動学的特徴
1990年代におけるその変化

2009年3月
  • 飯田 泰之(駒沢大学経済学部准教授(内閣府経済社会総合研究所客員研究員))
  • 松前 龍宜(東京工業大学大学院情報理工学研究科情報環境学専攻研究員(内閣府経済社会総合研究所研究協力者))

要旨

本研究では現代の日本経済におけるマクロ経済政策の効果と動学的な波及経路について実証的分析を行う.そのため我々は複数のデトレンド手法を比較検討することを用いることで,データ処理に依存しないロバストな傾向を抽出することを試みた.経済政策の効果について,データの選択と処理への依存の小さい共通の特徴としては3つのものがあげられる.第一に財政政策の消費・投資への影響は90年代以降縮小している.第二に短期利子率の実体経済への影響力に大きな変化はない.第三に90年代後半については貨幣供給量と実体経済のリンクが弱まっている.これに加えて,各推計において「プライスパズル」の存在が散見されることから経済政策研究の基本モデルは今後修正を迫られる可能性もあるだろう.

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  2. 2ページ
    ABSTRACT
  3. 3ページ
    1. Introduction
  4. 4ページ
    2. Trends and Cycles
  5. 6ページ
    3. Data Description
  6. 7ページ
    4. VAR Models
    1. 7ページ
      4.1. Selection of Variables
    2. 8ページ
      4.2. Recursive VAR model
    3. 8ページ
      4.3. Sample Periods
  7. 9ページ
    5. Estimation Results
    1. 9ページ
      5.1. Fiscal Policy
    2. 10ページ
      5.2. Monetary Policy
    3. 11ページ
      5.3. Price Puzzle
  8. 12ページ
    6. Concluding Remarks
  9. 14ページ
    References
  10. 16ページ
    Figures
  11. 23ページ
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