ESRI Discussion Paper Series No.221
知識スピルオーバーが企業の生産性に与える影響分析

2009年9月
  • 中野 諭(慶應義塾大学産業研究所研究員(内閣府経済社会総合研究所客員研究員))
  • 伊藤 萬里(専修大学経済学部講師(内閣府経済社会総合研究所客員研究員))

要旨

本研究は、日本の1995年~2005年までの企業データを利用して、知識スピルオーバーによる企業パフォーマンスへの影響を分析する。4つのパターンの知識スピルオーバー指標を推計し、その存在が企業の生産性向上に寄与するのか、寄与するならばその貢献はどの程度なのかという2つの課題について定量的な分析結果を提示する。分析結果によれば、知識スピルオーバーの存在は企業のパフォーマンスに寄与し、その貢献度は無視できないことが示されている。したがって、企業の研究開発活動を促進する政策を実施することによって、自らの研究開発を通して生産性が改善するとともに、企業の技術交流を通して他者の研究開発活動が自らの生産性向上に寄与するポテンシャルが残されていると考えられる。

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全文の構成

  1. 1ページ
    1. はじめに
  2. 2ページ
    2. 先行研究
  3. 10ページ
    3.1. データ
  4. 12ページ
    3.2. 知識スピルオーバー指標の推計
  5. 15ページ
    3.3. 研究開発ストックの推計
  6. 16ページ
    3.4. 生産関数の推定と全要素生産性(TFP)の計測
  7. 17ページ
    4. 分析モデル
  8. 18ページ
    5. 推定結果
  9. 22ページ
    6. 考察
  10. 24ページ
    7. おわりに
  11. 25ページ
    補論1. TFPの測定
  12. 25ページ
    補論2. 追加的な推定結果
  13. 27ページ
    付表
  14. 38ページ
    参考文献
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