ESRI Discussion Paper Series No.243
情報資本ストックを組み入れたマクロ計量モデルのシミュレーション―民間部門のIT投資拡大による中期の経済成長率―

2010年8月
  • 篠﨑 彰彦(九州大学大学院経済学研究院教授(内閣府経済社会総合研究所客員主任研究官))
  • 飯塚 信夫(日本経済新聞デジタルメディア シニアエコノミスト)

要旨

本稿では、日本経済研究センターのマクロ計量モデルを一部改定し、民間部門のIT投資が活発化した場合に、日本経済の中期成長率がどの程度加速し得るかを、情報資本ストックを組み入れた3つのマクロ計量モデルによってシミュレーションした。その結果、構造変化を促す民間部門のIT投資が活発化すれば、基本予測では1%程度にとどまる2010年代の平均成長率が1%台半ばから後半にまで加速するとの試算値が得られた。また、ハード面の情報資本ストックの蓄積のみならず、ネットワーク上の情報流通が持続的な成長のカギを握ることも明らかとなった。

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全文の構成

  1. 3ページ
    1. はじめに
  2. 3ページ
    2. マクロ計量モデルの概要
    1. 3ページ
      2-1.基本モデル
    2. 5ページ
      2-2.ネットワーク効果(インフラ型)モデル
    3. 6ページ
      2-3.ネットワーク効果(情報流通型)モデル
    4. 7ページ
      2-4.モデルの特性
  3. 7ページ
    3. 中期経済成長率のシミュレーション
    1. 8ページ
      3-1.ベースラインの前提条件とシミュレーション結果
    2. 8ページ
      3-2.IT 投資加速シナリオの前提条件とシミュレーション結果
    3. 15ページ
      3-4.分析の拡張
  4. 17ページ
    4. おわりに
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