ESRI Discussion Paper Series No.253
デフレに対して脆弱な日本の公的年金

2010年11月
  • 法專 充男(内閣府経済社会総合研究所 総括政策研究官)

要旨

90年代半ば以降のデフレによって日本経済は多くの点で深刻な悪影響を被ってきた。本論文は公的年金制度のデフレに対する脆弱性に焦点を当てている。デフレによって実質年金額が当初の予定よりも大きく膨らみ、その結果年金財政が大幅に悪化していることを本論文では明らかにする。また、このことは世代間の分配にも重要な含意を有する。なぜなら、現時点における高い年金額のつけは、結局のところより若い世代あるいは将来世代が負担しなくてはならないからである。言うまでもなく、デフレの克服が最重要課題であるが、それと同時に公的年金制度を改善し、デフレによって年金財政が悪化することのないようにすることが肝要である。

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  2. 1ページ
    Abstract
  3. 2ページ
    1 Introduction
  4. 3ページ
    2 Provisional Treatment and Its Impact on Real Pension Benefits
  5. 7ページ
    3 Automatic Adjustment Mechanism Not Activated
  6. 8ページ
    4 Automatic Adjustment Mechanism After Activation
  7. 9ページ
    5 Quantitative Assessment
  8. 14ページ
    6 Sustainability of Public Pension Schemes Under Different Economic Conditions
  9. 17ページ
    7 Conclusion
  10. 18ページ
  11. 20ページ
    [Appendix 2] A Bold But More Realistic Estimation of Real Overpayments
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