ESRI Discussion Paper Series No.262
ソーシャル・キャピタルと地域科学技術イノベーション
-「信頼」から見る地域クラスター政策-

2011年2月
  • 川島 浩誉(早稲田大学理工学術院助手)
  • 川島 啓(財団法人未来工学研究所)

要旨

近年、地域の産学官が持つ資源を連携によって活かし、科学技術分野におけるイノベーションによって地域経済の活性化を目指す試みが全国的に展開されている。本研究の目的は、地域クラスター事業に代表される地域科学技術イノベーション政策が社会にもたらした成果をソーシャル・キャピタルの視点から再評価し、地域科学技術イノベーションとソーシャル・キャピタルの関係を実証的に明らかにすることにある。変化の定量分析および事業の実施主体へのヒアリングによる定性分析から、イノベーションの創出に地域のソーシャル・キャピタルが要因として働くこと、政策によって地域のソーシャル・キャピタルが向上したことを示唆する結果が示された。この結果は政策の意義を裏付けるものであるが、同時に、ヒアリング回答の分析によって現状の実施体制が内包する問題点も明らかになった。

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全文の構成

  1. 1ページ
    要旨
  2. 3ページ
    1 序論
    1. 3ページ
      1.1 問題提起
    2. 4ページ
      1.2 本論文の構成
  3. 5ページ
    2 分析の枠組み
    1. 5ページ
      2.1 概念定義
    2. 7ページ
      2.2 作業仮説と先行研究の検討
  4. 10ページ
    3 定量分析
    1. 10ページ
      3.1 定量分析の目的
    2. 10ページ
      3.2 分析する変数の設定
    3. 12ページ
      3.3 線形回帰分析モデル
    4. 13ページ
      3.4 正準相関分析モデル
    5. 15ページ
      3.5 分析結果と考察
  5. 18ページ
    4 定性分析
    1. 18ページ
      4.1 定性分析の目的
    2. 18ページ
      4.2 分析対象
    3. 19ページ
      4.3 分析方法
    4. 19ページ
      4.4 分析結果と考察
    5. 20ページ
      4.5 定性分析から得られる現状の問題点
  6. 25ページ
    5 結論
    1. 25ページ
      5.1 本研究の主要な知見と政策的含意
    2. 26ページ
      5.2 今後の課題
  7. 28ページ
    参考文献
  8. 30ページ
    参考URL
  9. 31ページ
    データ提供に対する謝辞
  10. 31ページ
    ヒアリング回答に対する謝辞
  11. 32ページ
    定量分析に使用したデータの基本統計量
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