ESRI Discussion Paper Series No.264
わが国の家計消費に習慣形成は成立しているか?
;JPSCにおける食料支出についての検証

2011年2月
  • 岩本 光一郎(内閣府経済社会総合研究所 客員研究員)

要旨

消費の習慣形成(habit formation)は政策効果に大きく影響を与える要素であり、公共政策運営の観点からも大きな意味を持つ重要な論点であるが、わが国の家計についてはミクロデータによる検証例がほとんどない。本稿では、わが国家計を対象とした消費生活に関するパネル調査(JPSC)のパネルデータによる習慣形成の検証を行い、その結果を先行研究と比較した。しかし、耐久性はさほど高くないと思われる食料支出であるにもかかわらず、検証の結果はDynan (2000)、Guariglia and Rossi (2002)と同じく習慣形成が成立しているというevidenceは得られない、そしてGuariglia and Rossi (2002)と同じく、消費の耐久性と整合的であるというものであった。

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全文の構成

  1. 1ページ
    Abstract
  2. 2ページ
    I. Introduction
  3. 3ページ
    II. Theoretical Framework
  4. 5ページ
    III. Data
  5. 7ページ
    IV. Results of Estimation
  6. 9ページ
    V. Conclusion
  7. 11ページ
    Appendix Results of Estimation by the JPSC Expenditure Category Data
    1. 11ページ
      A1. Habit Formation and Durability of Consumption Goods
    2. 12ページ
      A2. Data
    3. 13ページ
      A3. Estimation Results
    4. 15ページ
      A4. Conclusion
  8. 16ページ
    References
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