ESRI Discussion Paper Series No.268
天津市の環境保全シミュレーション(II)
-中小煙源に対する脱硫対策の健康被害抑制効果-

2011年7月
  • 鬼頭 浩文(四日市大学総合政策学部教授)
  • 中野 諭(労働政策研究・研修機構研究員)
  • 酒井裕司(工学院大学工学部環境エネルギー化学科講師)

要旨

中国では石炭燃焼によって発生するSO2による大気汚染が深刻な環境問題となっている。この研究は、天津市における脱硫アクティビティについて、大気汚染の抑制と健康被害の減少効果を検証し、必要とされる環境政策について提案するものである。ここでは、天津市全体を1km×1kmメッシュに分割し、各メッシュのSO2濃度と健康被害を予測するモデルを使っている。注目したのは、暖房用の熱供給、中小規模の工場、そして家庭で燃焼される石炭である。本研究では、SO2削減対策技術であるバイオマス利用技術と簡易脱硫装置について、健康被害の抑制効果を計算する

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天津市の環境保全シミュレーション(II)-中小煙源に対する脱硫対策の健康被害抑制効果-別ウィンドウで開きます。(PDF形式 1.6 MB)

全文の構成

  1. 要旨
  2. 1ページ
    1. はじめに
  3. 1ページ
    2 2007年の天津市のSO2排出の概要
    1. 2ページ
      2-1 民生部門の石炭使用によるSO2排出と熱供給から排出されるSO2
      1. 2ページ
        (1) 2007年(原状)の熱供給に関する仮定
      2. 2ページ
        (2) 熱供給エリアの特定
      3. 3ページ
        (3) 民生部門の石炭使用
    2. 3ページ
      2-2 工業部門と電力部門のSO2 排出
      1. 3ページ
        (1) 工業部門の排出
      2. 3ページ
        (2) 電力部門の排出
  4. 4ページ
    3 シミュレーションの概要
    1. 4ページ
      3-1 モデルのながれ
      1. 4ページ
        (1) メッシュ人口データの作成
      2. 4ページ
        (2) SO2排出のメッシュへの按分
      3. 5ページ
        (3) SO2拡散シミュレーション
      4. 5ページ
        (4) 健康被害推計モデル
    2. 5ページ
      3-2 SO2排出を削減する技術選択肢
    3. 6ページ
      3-3 想定するシナリオ
      1. 6ページ
        (1) シナリオ0:2007年原状
      2. 6ページ
        (2) シナリオ1:熱供給エリア拡大を従来型の石炭ボイラー式で行った場合
      3. 6ページ
        (3) シナリオ2:熱供給エリア拡大を新しいヒートポンプ式で行った場合
      4. 7ページ
        (4) シナリオ3:バイオマスの有効活用
      5. 7ページ
        (5) シナリオ4:バイオマスの有効利用と工業部門の脱硫装置設置
  5. 7ページ
    4 シミュレーションの結果
    1. 7ページ
      4-1 シナリオ0:2007年原状
    2. 8ページ
      4-2 シナリオ1:熱供給エリア拡大を従来型の石炭ボイラー式で行った場合
    3. 8ページ
      4-3 シナリオ2:熱供給エリア拡大を新しいヒートポンプ式で行った場合
    4. 9ページ
      4-4 シナリオ3:バイオマスの有効活用
    5. 9ページ
      4-5 シナリオ4:バイオマスの有効利用と工業部門の脱硫装置設置
  6. 10ページ
    5 おわりに
    1. 10ページ
      5-1 シミュレーションの結果に関する考察
    2. 10ページ
      5-2 本研究の持つ課題
  7. 12ページ
    参考文献
  • 〒100-8914
    東京都千代田区永田町1-6-1 中央合同庁舎第8号館
  • 電話 03-5253-2111(代表)