ESRI Discussion Paper Series No.273
取引銀行の効率性が企業の生産性に与える影響

2011年9月
  • 宮川 大介(日本政策投資銀行設備投資研究所副主任研究員)
  • 乾 友彦(内閣府経済社会総合研究所上席主任研究官)
  • 庄司 啓史(衆議院調査局予算調査室調査員)

要旨

本研究は、資金の貸し手である取引銀行の効率性が、借り手である企業の生産性(Total Factor Productivity: TFP)に対して与える影響を定量的に分析したものである。

企業と銀行の融資関係情報により構築した企業-銀行マッチレベルのパネルデータを用いて、企業、銀行及びマッチ固有の属性をコントロールした上で、FISIM(Financial Intermediation Services Indirectly Measured)

概念に立脚して構築された貸し手銀行の効率性指標が、顧客企業のTFP成長率及び将来のTFP水準に対し、正の影響を及ぼしている事を確認した。

このことは、企業の生産性の決定要因について、取引相手の属性(例:金融、仕入、販売、アウトソース、提携等)を含めた議論へと拡張する必要が有る事を示唆している。

本文のダウンロード

取引銀行の効率性が企業の生産性に与える影響別ウィンドウで開きます。(PDF形式 507 KB)

全文の構成

  1. Abstract
  2. 2ページ
    1. Introduction
  3. 4ページ
    2. Related literature
  4. 6ページ
    3. Bank Output
  5. 10ページ
    4. Data
    1. 10ページ
      4.1. Bank data
    2. 12ページ
      4.2. Firm data
    3. 15ページ
      4.3. Matching data
  6. 15ページ
    5. Empirical Analysis
    1. 16ページ
      5.1. Theoretical underpinnings and hypothesis formulation
    2. 19ページ
      5.2. Estimation results
    3. 21ページ
      5.3. Several omitted issues
  7. 22ページ
    6. Concluding Remarks
  8. 24ページ
    Table and Figure
    1. 24ページ
      Figure-1
    2. 25ページ
      Figure-2
    3. 26ページ
      Table-1
    4. 27ページ
      Table-2
    5. 28ページ
      Table-3
    6. 29ページ
      Table-4
    7. 30ページ
      Table-5
  9. 31ページ
    References
  • 〒100-8914
    東京都千代田区永田町1-6-1 中央合同庁舎第8号館
  • 電話 03-5253-2111(代表)