ESRI Discussion Paper No.326
異質な経済主体を含む経済における格差拡大に対する生産性上昇率の役割について

2016年2月
近藤豊将
内閣府経済社会総合研究所主任研究官

要旨

本論文では、異質な経済主体を含むシンプルな動学的一般均衡モデルにおける均衡経路の動学的特性を研究する。異質性は、将来効用の割引因子に加えて、生産性上昇率により特徴付けられる。性急な消費者の消費水準は、彼(女)らの割引因子が十分に小さく、かつ、生産性上昇率がさほど高くない場合は、時間とともにゼロに収束する。この結果は、格差拡大と解釈できる。この結果を生み出す十分条件は、性急な経済主体の割引因子が市場の割引因子、すなわち、粗実質利子率の逆数1/(1+r)より小さいことと言い換えることができる。

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全文の構成

  1. Abstract
  2. 1ページ
    1. Introduction
  3. 3ページ
    2. Model
  4. 4ページ
    3. The Ramsey-Becker Result
    1. 5ページ
      3.1 Assumptions
    2. 6ページ
      3.2 Preliminaries
    3. 8ページ
      3.3 Main Results
  5. 11ページ
    4. Numerical Example
  6. 12ページ
    5. Concluding Remarks
  7. 12ページ
    Appendix
  8. 13ページ
    References
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