研究会報告書等 No.5
マンション流通価格指数の推計システムの開発について
-平成13年度委託調査 不動産価格指数整備に関する調査研究報告-

平成14年5月16日

1.概要

経済社会総合研究所では、平成13年度に財団法人日本総合研究所に委託して「不動産価格指標整備に関する調査研究」を実施した。この中で市場価格を反映した速報性のある不動産価格指標を作成することを目指し、中古マンションの取引価格に質(広さ、古さ、立地など)の調整を行って月次価格指数を推計するシステムを開発した。

なお、本委託調査は、平成11年度以降、旧経済企画庁調査局が上記財団法人日本総合研究所への請負調査として実施してきた「不動産価格指数整備に関する調査」の成果を土台としたものである。

2.マンション流通価格指数(以下、指数という)及び推計システムの特徴

  1. 取引される中古マンションは物件毎に築年数、立地条件、床面積等の属性が多様であるので、計量経済学的手法(ヘドニック・アプローチ)を用いてこれらを調整した指数を推計。
  2. 指数の推計システムはパソコン上で動作が可能。
  3. 月次データの入手可能な中古マンションの取引価格を財団法人東日本不動産流通機構の協力により入手し、原データとして推計に利用。これにより、一都三県(埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県)全体の指数の他、都県別指数の推計を行うことが可能となった。

3.その他

本研究成果に対して幅広くコメントを頂き、今後の研究に役立てる観点から、推計式及び係数一覧等を当研究所ホームページ上に掲載するとともに、希望者に対しては、一定の条件を付した上で、推計システムを無償で貸与することとしたい。


  • 1 指数の推計や推計システムの開発にあたっては、財団法人日本総合研究所を事務局とする「不動産価格指標整備に関する専門委員会」(委員長 太田誠筑波大学教授)を設置し検討を行った(上記、財団法人東日本不動産流通機構からも専門家が参加)。
  • 2 「ヘドニック・アプローチ」とは、財の価格がその機能や性質によって説明できると考える手法。これまで自動車やパソコン等の価格や地価等に関する実証研究がなされている。
  • 3 例えば、「推計システム及び推計結果を収益目的に利用しないこと」等。

付属資料(PDF形式、 全1ファイル)

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